背景にあるのはITによる技術革新によって流通やコミュニケーションの変化
オプトグループの株式会社オプトは、「デジタルプランディングプロジェクト」の監修をするにあたり、「デジタル時代におけるブランド消費の価値観」の調査を実施した。(掲載グラフの数値はオプト調べ)
調査を行った背景としては、技術革新によって流通やコミュニケーションが変化し、生活する人々の行動や価値観も常に変化がおきていることがあげられる。
そして企業のマーケティング支援を行うさい、デジタル時代における生活者のブランド消費の価値観や動向を把握する必要がある、とオプトは考えたため、今回のようなアンケート調査に至った。
なおオプトは2015年からブランドコミュニケーション専門の部門を立ち上げて、ブランド広告主に対してブランド戦略の立案および実行の支援を行っている。
アンケート調査の結果
アンケート内容は以下の4項目となっている。
1.現代における消費と情報シェアの価値観
2.消費・情報シェアに関して生活者のトライブ(嗜好性による分類)と傾向
3.ブランドカテゴリ毎のトライブ別好意度
4.トライブ別にみるSNSの利用実態
(株式会社オプトホールディングのプレスリリースより)
1における生活者の消費志向は「体験・シーンにお金を使う」が58%、そしてSNSでの情報シェア志向は「共感されたい」が76%となっている。
これらはモノに対する消費欲が低下したことと、自己顕示よくを満たすだけの情報発信を敬遠する動きがあることを示している。
2においては、「体験・シーンにお金を使う」×「共感されたい」嗜好性の人の割合が6割のシェアをしめる結果となった。
3は特にジュエリーブランドに対する嗜好性が高いほか、商品や機能にお金を使ってアピールしたいという嗜好性を持つ人に2極化したのにくわえ、好きなブランドなどにも明確な差が出た。
4のSNS利用実態は、「LINE」がトライブで7割を超えていた。そして「Facebook」や「Twitter」ではその特性から自己アピールするための利用において利用率が高くみられた。
(画像はプレスリリースより)

株式会社オプトホールディング プレスリリース
http://www.opt.ne.jp/news/pr/detail/id=3782