毎年刊行しているゲーム白書からの派生
カドカワ株式会社は、世界のモバイルゲーム市場を解説したゲーム白書の『ファミ通モバイルゲーム白書2017』を2016年11月24日(木)に発刊した。
この本は毎年刊行している国内外ゲーム市場のデータ年間『ファミ通ゲーム白書』から派生したもので、はじめてモバイルゲームのみに特化した白書である。このことからモバイルゲーム市場の拡大がうかがえる。
日本が最大のマーケット
2015年の世界モバイルゲーム市場は3.6兆円となり、とくに日本は1兆円近い世界最大のマーケットとなった。
モバイルゲームビジネスとして、今後は売上やインストール数だけでなく、ユーザーの消費行動を含めた市場は開くがより重要になってくると考えられる。
今回の白書では、北米、ヨーロッパ、アジアといった主要国のモバイルゲーム市場規模やアプリ売上ランキングといった基礎データを収録している。
データ的には国内アプリ別の男女比・年齢比のほかプレイ頻度・時間、課金、経験率などを掲載し、モバイルゲームユーザーの実態に迫るだけではなく、モバイルゲーム市場とユーザーの動向を様々な角度から調査・分析し、網羅している。さらに巻頭特集では、2016年に大きな話題となった「ポケモンGO」を取り上げている。
なお白書の傾向のデータから、モバイルゲームユーザーは、ほかのエンタメジャンルのなかでも無料コンテンツを楽しむ傾向にある。
ほかにもPCゲームの接触率がコンシューマーゲーム(家庭用ゲーム専用機でプレイするゲーム)の接触率より高くなったという結果がでた。これはPCのオンラインゲームに無料で遊べるタイトルが多いためだと考えられる。
(画像はプレスリリースより)

カドカワ株式会社 プレスリリース
http://info.kadokawadwango.co.jp/news_release/2016/1124/