株式会社リコーは、裏面照射型CMOSセンサーや進化したノイズリダクション機能を搭載し、光学10.7倍(28~300mm)の広角・高倍率ズームを装備するデジタルカメラの新製品、『CX3(シーエックス・スリー)』を、2010年2月19日から発売する。
『CX3』では、同社独自の「リトラクティングレンズシステム」を採用することで、光学10.7倍広角・高倍率ズームレンズを厚さ29.4mmのコンパクトなボディに収めている。また、裏面照射型CMOSセンサーの搭載に加え、同社の「GR DIGITAL III」で定評のあるノイズリダクション機能を採用することで、暗いシーンでの撮影における画質性能が向上している。
カメラを被写体に向けるだけで最適なシーンモードに切り替わる「シーンオートモード」や、1280×720画素のHD動画撮影機能、最大記録画素数の静止画で約5コマ/秒が可能な高速連写など、快適に写真撮影を楽しめる機能が強化されている。なお、価格はオープンとなっている。
質実剛健なカメラ作りするメーカーとして有名なリコーだが、『CX3』にもその流れは息づいている。カメラとしての基本性能はしっかりと押さえ、それでいて便利な機能も搭載している。まさに、「毎日使いたくなる道具」というコンセプトの通りのデジタルカメラである。

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http://www.ricoh.co.jp/(編集部 清水昭)