さくらや閉店の余波。新宿で家電戦争がはじまる
今月2月末で、家電業界大手の「さくらや」が店を閉めるにあたり、同社が本拠地としてきた東京都新宿区で、家電各社の顧客争奪戦が始まりそうだ。東口駅前店を吸収するビックカメラ、新宿三丁目と新宿駅西口に出店を決めたヤマダ電機、新宿駅西口に本店を構えるヨドバシカメラの三社が、お互いに顧客獲得に火花を散らしそうだ。
ここのところ、新宿での家電業界の争いは落ち着いており、池袋や秋葉原での顧客争奪合戦を繰り広げていた。ヤマダ電機の新宿進出が、久しぶりに新宿に活気を取り戻しそうな状況である。
ヤマダ、ビックともに株価は軟調
ヨドバシカメラをのぞく、ヤマダ電機とビックカメラの二社の株価を見てみると、どちらも低調な展開が続いており、現段階で買い進める気にはならない。
ただ、ヤマダ電機の方は、まだ上昇の余地を残している。先月末に空いた5900円~6000円の間を、今回の下落で埋めてきそうな展開だからだ。5650円を割り込むことがなければ、6500円以上を目指した上昇トレンドが見込める。
ヤマダ電機株価
株式会社ヤマダ電機IR情報:決算短信|ヤマダ電機 YAMADA DENKI Co.,LTD.