三洋電機株式会社は、同社の人気充電池「eneloop(エネループ)」の姉妹商品として、低~中消費電力機器に向け、より気軽に使える『eneloop lite(エネループライト)』を、2010年6月22日から発売する。
容量減だが充電回数はアップ
「eneloop」は2005年の発売以来、世界規模で1億1000万個以上出荷されたヒット商品だ。しかし、初期導入コストが高いという意見もあり、価格の安いラインアップが望まれていた。こうした声に応える形で登場するのが『eneloop lite』である。
『eneloop lite』は、通常の「eneloop」よりも容量が少ない分、価格が3割ほど安く設定されたエントリー向けの充電池だ。単3形と単4形が用意されており、容量はそれぞれ950mAh/550mAhとなっている。ちなみに従来型の「eneloop」では1900mAh/750mAhだ。
従来型「eneloop」よりも容量は減少しているが、逆に充電回数は約1500回から約2000回に伸びている。なお、充電済なので「買ってすぐ使える」、充電しておけば「3年後でもすぐ使える」という「eneloop」の特長はそのまま継承されている。
本製品は目覚まし時計やリモコンなど、あまり大きな電力を必要としない機器での使用が推奨されている。価格は、単3形×2のパックが780円(税込)、単4形×2のパックが640円(税込)となっている。
Editor's eyes
通常の乾電池のように使え、繰り返し充電できる「eneloop」は、使ってみると確かに便利である。しかし、イニシャルコストは少々必要となるため、何となく手が伸びなかった方も多いのではないだろうか。本製品では価格も安めに設定されているので、まだ使ったことのない方は、この機会に考えてみてはいかがだろう。
三洋電機株式会社リリース