原作は、横山秀夫の警察小説
『臨場(りんじょう)』である。
第1シリーズ(2009年4月15日~6月24日)
昨年、テレビ朝日系で「第1シリーズ」が放送され、
4月7日(水)から「第2シリーズ」がスタートする。
『臨場』は、鑑識課の検視官・倉石義男(内野聖陽)が主人公の、一話完結型のサスペンスである。
検視官とは?
刑事訴訟法により、検察官が変死者または変死の疑いのある死体の検視を行うこととされているが、一般的には、司法警察員である警察官が検視を行っているらしい。
ちなみに、死因解明のために解剖を行うのは
「監察医」である。
『臨場』は、変わり者で一匹狼的な検視官・倉石が、わずかな痕跡や証拠を見逃さず、事件の真相に迫ってゆく話だ。
倉石は、18年前の通り魔事件で妻を亡くして以来、独身を貫いている。
倉石を補助するのが、鑑識課の小坂(松下由樹)と一ノ瀬(渡辺大)。倉石は鑑識のトップに属している。
また、立原(高嶋政伸)は、倉石と同期の捜査一課の管理官。頼りない役柄の多い高嶋政伸が、『臨場』ではキビキビとした眼光鋭い管理官を演じているが、なかなかさまになっているように思う。
『臨場』はトリックが細かいので、ほかのことをしながら見ていると、ストーリーがわからなくなる…。倉石の言動は目を離さず、覚えておいたほうがいいだろう。
五代刑事部長の登場!
「第2シリーズ」では、定年で退官した小松崎刑事部長(伊武雅刀)の代わりとして、五代刑事部長(益岡徹)が指揮をとる。この人は警察の体裁を重んじる人で、倉石と合わなさそう…。この二人のぶつかりあいも見ものである。
「臨場」公式サイト