パナソニック株式会社は、電池駆動の無線式連動型において、本体高が業界最薄26mmを実現した住宅用火災警報器「けむり当番・ねつ当番」5機種を、2010年9月1日から発売する。
簡単設置のワイヤレス連動式火災警報器
今回発売となるのは、1ヶ所で火災を検知すると、素早く他の警報器と連動して家中に知らせるワイヤレス連動型の住宅用火災警報器だ。高性能ICの採用や、煙が流入しやすい構造の開発などにより、同社の従来品よりも約40%の薄型化を実現している。
本製品は、内蔵のリチウム電池で動作するため、取り付けの際に配線工事は不要だ。そして、万一の火災時にはわかりやすい「声」と「警報音」の両方で知らせてくれる。
設置の際には親器と子器を登録する必要があるが、両方を近づけて登録ボタンを同時に押すだけで簡単に登録することができる。また、設置後には、約1日に1回、自動的に親器と子器の間で電波が届くことを確認するようになっている。
動作確認をする際には、設置された警報器の内、どれかひとつの引きひもを引く、あるいは警報停止ボタンを押すとすべての警報器が連動して約1分間のメッセージが鳴り続け、簡単に試験結果を確認することができる。
パッケージは、煙感知式の「けむり当番」として、親機と子機がセットとなった『SH6902P』、親機単品の『SH6410P』、子機単品の『SH6420P』、和室色の子機単品の『SH6420YP』、そして熱感知式「ねつ当番」の子機『SH6620P』、計5タイプが用意されている。なお、価格はいずれもオープンとなっている。
Editor's eyes
2004年6月の消防法改正により、新築住宅では2006年6月1日から、また自治体により時期は異なるが既存住宅においても2011年5月31日までに住宅用火災警報器の設置が義務付けられた。
本製品は、薄型デザインのため部屋にもなじみやすく、電池寿命も10年と長い。まだ住宅用火災警報器を設置していないのであれば、候補のひとつとして考えて欲しい製品である。
パナソニック株式会社リリース