東京電力は、国内電力会社および電池メーカー等と共同で、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が、2010年5月に公募を開始した「蓄電複合システム化技術開発」に応募された4件の技術開発のすべてが、2010年9月2日に対象事業として採択されたことを発表した。
採択された4件の技術開発は、「リチウムイオン電池システムインターフェース標準化・海外展開の研究開発」、「蓄電集配信システム開発」、「系統協調デマンドサイド蓄電池システムの研究開発」、「需要家設置の既設大容量蓄電池による系統対策への活用可能性評価・システム標準化の研究開発」といったもの。
なお、同技術開発は、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証」の関連プロジェクトとして、電力安定化対策に資するエネルギーマネジメントシステムに関わる蓄電池技術開発および実証を目的に実施される。
太陽光や風力など自然エネルギーを利用した発電チャネルの選択肢は確実に増えている。発電の量が増加した場合に、その電力を効率よく転換するために欠かせないのが「蓄電」。試行錯誤は、これからだ。
東京電力リリース